円滑な事業承継を行う順番
では、結局何するかっていうと、
①②③④⑤って順番で書いてありますけど、まず株価評価を行うことがすべての始まりです。
そもそも自分の財産がいくらかわからなかったら話がスタートしません。
もちろん自分の持っている自社株の価格、個人資産もふくめてです。
2番目に書いてあるのですけど、両方合わせていくらかですね。
個人資産の方は、土地・建物、有価証券とかいうのは大体想像がつきますよね。
有価証券の価格は毎日毎日変わります。調べればわかりますね。
土地建物、路線価、固定資産税評価もわかりますね。
株価に関しては全然見当もつかない世界なので、株価評価をするわけです。
これをスタートしないと自分の財産がいくらかわからないので、事業承継も相続も何も手をつけられません。
株価の評価なくして、事業承継も株の移転もできません。
株価の評価ができたら、次に生命保険の活用を考える。
保険を利用して円満相続や円満事業承継のための分割案を作成します。
保険を使うのは一番コスパがいいからです。
分割案というのは重要なのですね。法定相続分を満たすように分割案を作成します。
これは、重要です。後々のトラブルを起こさないために重要です。
それから、納税資金を確保するこんなイメージかなと思います。
でも、実務ではほとんど同時進行です。
①~⑤まで順番に書いてありますけど、でもほとんど同時進行で行います。
ただし、一番確実にやらなきゃいけないのは①と②であるということになります。
以上、やることはシンプルです。
社会保険労務士、行政書士、FP 大西英樹