年金の繰上げ受給を検討すべきタイプの人は?
年金は、繰上げ受給をすることで、現状では、60歳から受け取り始めると、年金が24%までまで減ってしまうデメリットもあるわけなんですが、それでも年金の繰上げ受給を検討すべき人についてです。
基準は年金収入が年211万円、これをです。
年間の211万円というのは月額に直すと約17.6万円というふうになるわけです。
これを超えてくるような人っていうのは、繰上げ受給をした方がいいです。
理由ですが、年211万円の収入を超えてくると、健康保険料であったり介護保険料といった社会保険料が上がってきます。
さらに、医療費の自己負担分を減らす高額療養費制度、この自己負担上限額を引き上げることになりさらに損します。
この辺りの境は自治体によるところがあるので、ご自身の住まれている自治体で調べてほしいというところではあります。
ただこの211万円っていうところを抑えることによって、211万円より下にすることによって社会保険料であったり、医療費の自己負担であったり、こういったところを下げることができるという感じです。
大事なのは額面より、実際の手取りなんです。
さらに、住民税の免除などもあります。繰上げ受給で年金額を211万円以下に減らしておくことによって住民税非課税世帯となるわけですね。
住民税非課税世帯となると、住民税の免除であったり、医療費の減額または免除など、こういった様々なメリットがあるということで、この年収211万円を切るっていうのは非常に大きなメリットがあります。
一般的に211万円の壁なんて言われています。
これは非常に絶大なメリットがあるため年収211万円の壁については、認識しておくことをおすすめします。