- いつもお世話になっております。
ご参考に、資源エネルギー庁2023年12月20日発表の202
3年12月18日給油所小売市
況調査等を添付送信させて戴きます。(1) 2023年12月11日現在、運送業のトラック等で使用する軽油
の補助金無しの全国平
均価格は174.3円と高騰しておりますが、1リットル当り14.7円の補助金により
実勢価格は154.7円となっております。(参考) 直近(2023年12月14日~12月20日)の支給額14.7
円/リットルの計算例
(添付:軽油・ガソリン全国平均価格への激変緩和事業の効果)来週の予想価格189.5円-基準価格168円=21.5円
直近(2023年12月14日~12月20日)の補助率
17円までの部分は60%、17円超部分は100%
支給額14.7円=17円×60%+(21.5円-17円) ×100%(10銭未満切捨て)なお、ガソリン価格で計算した上記の支給額は、軽油、灯油、重油
、航空機燃
料にも適用されます。(2) 同様に、レギュラーガソリンの補助金無しの全国平均価格は208
.1円と高騰して
おりますが、1リットル当り29.7円の補助金により実勢価格は173.4円となって
おります。(3) 2022年1月27日以降、レギュラーガソリン価格が全国平均で
1リットル170円を超
えると最大5円の範囲内で燃料油価格激変返還和事業として補助金が支給され、
ガソリン、軽油、灯油、重油、航空機燃料の価格が抑制されておりました。
2023年6月以降からは段階的に縮減され2023年9月で終了となる予定でしたが、
12月まで延長、さらに2024年4月まで延長され(2023年9月7日からは168
円を超えると、17円超過分は全額、17円以下は10月4日までは30%・10月5
日から12月31日までは60%補助(添付:資源エネルギー庁:燃料油価格の激
変緩和事業の推移))その後は段階的に縮小されますので、価格高騰のリスクが
あります。(参考) 2023年9月以降の補助金の段階的縮減等
・「来週の予想価格-基準価格168円」の17円までの部分は段階的に引上げ
9月7日から10月4日までは補助率を30%、10月5日から12月31日までは60%
・「来週の予想価格-基準価格168円」の17円超の部分は9月7日から12月31日ま
で補助率100%(4) 軽油及びレギュラーガソリンの給油所小売価格調査は、毎週公表さ
れております
ので、前回のメールから5週間分が追加されており、2023年12月18日の全国平均
で、補助後の軽油は154.8円(前回2023年11月13日は153.2円で1.6円の上昇)、
補助後のレギュラーガソリンは175.1円(前回は173.5円で1.6円の上昇)と高止
まりの状況となっております。(5) 運送業等では、資源エネルギー庁の資料を客観的な裏付け資料とし
て依頼業者に
提示して値上げ交渉される事をお勧め致します。(6) 他の業種等におかれましても、各種燃料による原価上昇等を加味し
ながら納入販
売価格の決定に役立てて戴き、また、納入先様への客観的裏付け資料としてご活
用される事をお勧め致します。(7) また、決算書に加えて、毎月の試算表による燃料費の増加の数値的
チェックが必
須です。(8) ご参考に、「ガソリン・軽油の税金等.pdf」を添付送信させて
戴きます。 以上、よろしくお願い致します。
社労士大西英樹